連続テレビ小説「風、薫る」で、ヒロインに
NHKは24日、2026年度前期の連続テレビ小説(第114作)の制作発表・主演会見を行い、生きづらさを抱えた2人の女性が看護の世界に飛び込むオリジナルドラマを放送すると発表しました。
この作品のタイトルは「風、薫る」で、ヒロインは同局大河ドラマ「光る君へ」で存在感を発揮した女優・見上愛(24)さんが演じます。
見上さんが朝ドラに出演するのは初めてのことです。
NHKの新しい連続テレビ小説「風、薫る」は、生活の中で様々な困難に立ち向かう女性たちの姿を描いています。
物語は、看護の世界で生きる2人の女性の成長と挑戦を描き、視聴者に勇気と感動を与えることが期待されています。今回は女優・見上愛さんについて調べてみようと思います。
朝ドラのオーディションには毎回挑戦
2024年に大河ドラマ「光る君へ」で藤原彰子役を演じ、控えめな少女が国母へと成長していく過程を、高い演技力と独特の存在感で表現し、注目を集めました。
TBS系「不適切にもほどがある!」で大ブレークした女優の河合優実とは、同じ日本大学芸術学部演劇学科出身であり、その縁から交友関係があります。
朝ドラ初主演が決定した見上は、会見で涙を流しながら、「ここに立ってやっと現実味が湧いて涙してしまいました」と照れ笑いしました。
「1週間前にこの話を聞いた」と述べ、「今まで自分は、夢や目標をあまり決めずに仕事をしてきました。新しい出会いに制限をかけないようにと考えてきた...でも、その中で朝ドラのオーディションには毎回挑戦してきました。
やはり出演したいと思っていたのだなぁ」としみじみと語りました。
小松菜奈さんや歌手のあいみょんさんと似ている
見上愛さんは2019年から活動を始めた注目の若手女優で、デビューから間もなく『恋はつづくよどこまでも』『MIU404』などの人気ドラマに出演するほか、CMでも注目を集めています。
小松菜奈
見上愛さんは小松菜奈さんや歌手のあいみょんさんと似ていると言われ、SNSでは「まるで姉妹みたい!」という声も多数上がっています。
あいみょん
このように、若手女優としての活躍に加え、他の芸能人との類似点やファンからの支持を受けていることがわかります。
日本大学芸術学部演劇学科に進学
桐朋女子中学校は出身高校の系列校で、中高一貫校として知られています。
中学時代から演劇に興味を持ち、演劇部で活動していました。その後、桐朋女子高校普通科に進学。桐朋女子高校は私立の女子校で、「お嬢様学校」として知られており、偏差値は67と高い難易度を持っています。
見上愛さんは高校1年生の途中までハンドボール部に在籍していましたが、演劇部に転部し、演劇の道を進みます。
高校2年生の時には「高校生劇評グランプリ」で賞を受賞し、演劇の才能を開花させました。
その後、日本大学芸術学部演劇学科に進学しました。彼女は高校時代から演劇部で活動し、演出の勉強をするためにこの大学に進学。
大学1年生の時に連続ドラマで女優デビューを果たし、その後映画で主演を務めるなど、演劇の世界で活躍しています。
桐朋女子高校を卒業した有名人
高嶋ちさ子(バイオリニスト)、蜷川実花(写真家)、門脇麦(俳優)、Cocomi(モデル、音楽家)
小澤征爾(指揮者)、清塚信也(ピアニスト)
彼女の祖母はピアニスト
見上愛さんの父親は音響関係の仕事をしており、家族全員が音楽に親しんできたそうです。
父親はライブやコンサートなどで音響を担当するプロフェッショナルであり、彼女がギターを始めたのも父の影響でした。
見上愛さんは「父から教えてもらったギターは、私の大きな財産」と語っており、家庭内でも音楽に囲まれた生活を送っていたことがわかります。
見上愛さんは、5人家族です。 父親と兄は音響関係の仕事をしており、音楽一家として育った彼女の環境が、現在の芸術的な才能を開花。
彼女の祖母はピアニストであり、芸術的な才能は父親だけでなく、祖母からも多大な影響を受けていると言われています。
劇中の世界に入り込む演技力
デビューしてから僅か2年の間にテレビ・ドラマ・CMに出演している理由は、見上愛さんの『演技力』にあると言われています。
見上愛さんは、クシャクシャっと笑う小顔が、カメラの前では一変し、クールな視線、落ち着き払った動作から年相応のあどけなさまで、劇中の世界に入り込む演技力には目を奪われます。
現在、NHKのドラマ『きれいのくに』に出演中で、MBS/TBSドラマイズム枠の『ガールガンレディ』にも出演し、3本の映画が公開を控えている若手女優の一人です。
しかし、実は最初から女優を目指していたわけではなかったようです。
中学の時に演劇に夢中になりましたが、最初は照明の仕事に興味を持っていたそうです。高校で演劇部に入り、演出の奥深さを知った彼女は、後に女優としてデビューすることになるのです。
多彩な才能を持つ彼女
見上愛さんは、幼少期からバレエ、書道、水泳、作文、ピアノ、リトミックなど様々な習い事に熱心に取り組んできたようです。
観劇好きの両親の影響もあり、中学生の頃から劇場に通い、高校生の頃には月に平均10本の公演を観るほどに。
また、絵画や陶芸にも興味を持ち、再び書道を学びたいと考えているようです。
アーティスティックな感性だけでなく、ギターやキーボードの演奏、写真撮影、執筆など多彩な才能を持つ彼女の高い演技力と存在感。
彼女の成長を見守る数多くのファンと同様に、今後のアーティスト・女優としての活躍から目が離せません。